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執筆者の写真Naoko Moller

珍味アーティチョークの食べ方

アーティチョーク、(チョウセンアザミ)、食用とするのは若い蕾。

アメリカで出回るアーティチョークは100%カリフォルニア産。

なのに、そう安くはないのがアーティチョーク。

原産地は地中海。(カリフォルニアは世界に五ヶ所ある地中海的気候の地域です)フランス、イタリア、スペインが産地として有名です。



アーティチョークはもぎたては香り高く、アクが強く苦味があります。


我が家のガーデンでたくさん採れるアーティチョーク。

煮る、蒸す、焼くという方法で食べ、ナマで食べることはありません。

宿根で、一度植えるとどんどん増えるのが嬉しい野菜です。

(ガーデニングの下手な私でも、育てられるのはこう言うわけです)



我が家では、圧力鍋で約20分ほど蒸し煮にし、そのまますぐに食卓へ。

小粒のものであれば、10分とか15分でおっけー。


しっかりと火が通っていないと、アクが強く、苦味がのこり美味しくないのでしっかりと火をいれます。




大ぶりのものは、花弁となる葉っぱのようなものを一枚づつ剥がし、その根元を歯でしごいて食べます。これが美味しさの秘訣かな。。。






そして、その中心の芯は hearts ハーツと呼ばれ、最も食べ応えがあるところ。


芯の部分。ハーツ

味はというと、少しえぐみがあるところなど、食感も柔らかい竹の子のような感じです。

ハーツ部分は、瓶詰めになって売っていますが、新鮮なものとは比べられませんね。





私はそのまま、人によっては溶かしバター、マヨネーズ、などをつけて食べます。

小さいものは、外側を向いてから下ゆでし、バターで和えたり、お料理にいれたりしています。


半分に切ってオーブンで焼いたもの。真ん中は芯だけとってクリームスチューにいれました。



16世紀ごろは、アーティチョークは媚薬とされ、男性のみ食べること許されたものだったとか。


ギリシャ神話にも出てくるアーティチョークは人類がものを食べるようになったころ、初めて食べたものの一つであると言われているほど古くからあったものです。


夏なると、大輪の花を咲かせます。これを見るとアザミだということがわかります。花は美しいですが、ゴツく、家の中に飾ろうとは思いません。笑


日本の友人のご主人の作品。この春、我が家にやってきました。

不思議な魅力があるアーティチョークを見事に捉えている気がします。




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