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執筆者の写真Naoko Moller

材料を計る道具

アメリカは、日本よりも、レシピを観ながら、それに忠実に従って、料理する人が多いですが、最近は日本の人も、レシピ通りにお料理する人が増えてきました。


全て指示通り食材をきちんと計量し、作ることは基本です。でも、食事作りに関して

特に素材を生かす、素材を楽しむ和食に関しては、どちらかと言うと、材料と、調味料、それぞれの割合がわかれば美味しくできるのです。




その理由は:


和食と西洋料理の違い:

基本的に野菜料理が多い和食は、「水」を使って調理すると言われています。素材は、そのままその味を引き立てるように、風味を楽しむ。素材と調味料の割合、バランスを考えることが細かい計量よりも大切になってきます。


西洋料理は「脂」で調理すると言われ、素材そのものを、そのままというよりも、グレイビー(肉汁のソース)など、ソースで食べると言われています。

野菜中心の和食、「水」、「脂」それぞれで調理したときに、どちらで調理するほうが、素材の持ち味がそのまま伝わるか、「味」になるか、わかりますね。








調味料の割合、例えば、醤油:みりん:酒 2:1:1 と言うように、一度レシピで作ってみて、それが美味しければ調味料の割合を考えて、メモしておくことをお勧めします。


そのときに、計量カップやスプーンが大活躍!








日本の計量カップとアメリカのものは違う


お料理はさておき、お菓子はもう少し気を使う必要があります。

とは言いつつ、計量カップ、1カップ、日米では誤差があります。

日本の計量カップの規格は1カップが200㏄、大さじ1杯が15㏄、小さじ1杯が5㏄です。

私のレシピでは大さじをTBS (Table Spoon), 小さじをtsp (teaspoon)と表記しています。


    *「㏄(シーシー)」も「ml(ミリリットル)」も体積を表す単位で、同じこと。





アメリカ規格のカップは少し大きく、およそ240㏄です。(液体)およそというのは、実はアメリカの計量カップは、ものによって量が違うことがあり、235㏄~250㏄の間であればOKという感じのようです。



アメリカのレシピと日本のレシピでは、厳密にいえば違うと言うことです。

でも、家庭で、子供たちと作れるような、簡単なものは、この誤差はあまり気にしなくてもいいと思います。


私のレシピでは、アメリカの計量器をつかっていますが、小麦粉の場合アメリカの1Cは125gで日本のものよりも少し多いですが、気にするほどのことでもありませんので、そのまま、レシピ通り、日本の計量カップをお使いください。


参考資料:





食事作り、あまり計量に頼らず、調味料の癖をしり、割合を覚えましょう。

「料理は習うより慣れろ」

自分や家族の嗜好にあったものを、旬の素材を使って、バランスよく調味料を配合し、

料理してください。 

三度三度の食事作りは大変です。せめて楽しく、お料理できるようになりますように♪




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