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  • 執筆者の写真Naoko Moller

スープを届ける


スープを二種類作りました。

これは最近、奥さんを亡くした友人へ届けます。

奥さんが病気の時は、大勢の友人たちが手分けして、食事を届けたり、

奥さんの話し相手になったりとしていました。



今は、ひっそり。

病気で寝たきりになっていても、奥さんの存在があったのに、

今は独り。

ひっそり閑としていて

家の中も空気も滞っていることでしょう。

晴れていても、家の中がひんやりしていることでしょう。


人間の気配がない、ってそんな感じです。


レンズ豆のカレー味スープとビシソワーズ

長年連れ添った人がいなくなり、今まで共有していた空間も会話もなくなってしまい

飾られた遺影がなんとなく空々しくさえ感じられることでしょう。


変わってあげることはできないさみしさ。

でも、誰にでもあること。




ただ最近、周りからこのような話を聞くことが多くなったような気がします。

年回りかな。




でも、今日は温かいスープでお腹と心が少しでも暖かくなりますように…。

今、私でできることをしてあげたい。


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