昨日、11月第4木曜日、アメリカでは感謝祭を祝いました。
その昔、イギリスからアメリカ、マサチューセッツの植民地に移住した人たちが最初の収穫を記念し、祝ったことに由来する行事であると言われています。

イギリスから到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者がでましたが、翌年、原住民であるネイティブアメリカンからトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識を伝授してもらい、生き延びることができました。よく年の秋は、その豊作を世話になったネイティブアメリカンとともに、神の恵みに感謝し、みんなでご馳走をいただいたことがその起源となっています。

歴史的なことがらをたどると、イギリスから、大勢が入植したことは、良いことだけではなく、多くの犠牲も伴いました。この入植以前、コロンブスがアメリカ大陸を発見したころから、原住民の多くは、それまでアメリカ大陸内では存在しなかったさまざまの病気により亡くなったことも事実です。
また、入植した白人と原住民、両者の間に友好関係が最初からあったわけではありません。
多くの原住民が迫害された事実もあります。

しかし、
今を生きる私たちは、そのような悲しい歴史的な事柄も踏まえて、今、ここにいて、集い、みんなで祝うことができるということに感謝し、この感謝祭の食事会を楽しみたいと思います。

今年は、家族だけのディナーで、恒例の集まりはありませんでしたが、一緒にお祝いできなかった人たちにはお弁当としてターキーディナーを届けました。

Wish all of you a peaceful and happy Thanksgiving.

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