昨日のスカイプレッスンでは
Harold and the Purple Crayon by Crockett Johnsonを読みました。
受講者は高校三年生のMさん。
彼女は声に力があり、絵本の読み方もとってもわかりやすく、
聴きやすい読み方をいつもしてくれます。
この絵本はハロルド少年(なぜか丸坊主)が 一本の紫色のクレヨンを持ち、行きたいところ、必要なものを、どんどんと描き進んでいくというお話です。
ある晩、月明かりの中を歩いてみたいと思ったハロルド少年ですが、お月様出ていなく、外は真っ暗だったので、まずお月様を描くことから始めます。
こうやって、進みながら、途中で困難に出会うと、その困難に立ち向かうためにどうしたらいいか、その解決方法を考え、描いていきます。
絵本を通して、
想像の世界を探検することができます。
問題解決のスキルを身につけるヒントもあります。
そして、忍耐力と粘り強さの大切さに触れることができます。
ファンタジックであり、ある種、リアルであるこのお話、次に何が起こるかはわからない、なんでもありそうな楽しさがあります。
それに加えて、私のレッスンでは、
何を聞かれるか、何を求められるのかその時になってみないとわからない。
思いつきで、とんでもなく、いいレッスンになったりすることがあります。
昨日はそんな日でした。(普段もいいのですが。笑)
一ページずつ、数行の文章を読んでは、私の質問が飛び、それに対して、
臨機応変に、"It's because...., I think that..., Because"と、とりあえず言いながら、
知恵を絞って、自分の感性と、オリジナリティー豊かな答えを考え、
答えなくてはなりません。
正解などないのですから…。
最初の数ページの質問を聞いて、
「えっ?!」、「なに?!」
「なんだろう。。。」と、ボソボソ言っていました。
一瞬頭の中が空っぽになったかのような反応をしていたMさん。
しかし、お話が進んでいくと、ページをめくるごとに、すんなりと、答えが返ってくるようになっていきました。
ある時は、ユニークでありえない答えであったり、ある時は常識的な答えであったり、
ある時は感性の豊かさが見え隠れする答えだったり…。
聞いている方も感心するときもあったりで、とても面白かったです。
今、思い浮かぶことを答えとする。
これこそ、マインドフルな絵本の楽しみ方です。
今日のレッスン、
毎日の、受験勉強で固まった頭を、思考回路を、
頭と心をほぐすことができたことでしょう。
いかようにも使える英語えほん。楽しい読み方を工夫しましょう。
Happy Reading♪
Comments