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執筆者の写真Naoko Moller

毎度のクマくん

南カリフォルニアがグラグラ揺れている頃、私はポーチからりんごの木を見下ろしていました。



「夕暮れ、こんな時間にクマくんが出没するなんて、珍しいね」と思いながら…。

だいたい、出没するのは、明け方。


こんな時間に来るなんて、地震と関係があるのでしょうか。


意外に、臆病で神経質なクマくん、音を立てないようにポーチでカメラをかまえると、

少し実りだしたりんご、硬い青いりんごをポリポリ食べる音が聞こえてきました。



ポーチから25メートルくらい下の果樹園なので、危険なことはありませんが、葉っぱが揺れる音やカリカリ食べる音が聞こえると、ちょっとビビります。笑。


「おおい、まだりんご、硬いよ。すっぱいよ」と声をかけてみる。(小さな声で)





クマくんが、木をゆすり、木に登り、木の枝を折り、りんごを食べる。

落ちた葉っぱをしかくんたちが食べる。


未消化の大量の糞を残していくクマくん。(その塊はポーチからも見えます)

その糞に集る虫をついばむ七面鳥さんたち。



そして、りんごの木はもっと、もっと実をつける。


自然のサイクル。



すごいなあ、自然。



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