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執筆者の写真Naoko Moller

手仕事 うさぎ


ハワイ島ヒロで、帰り際に友人におそわり、古布でうさぎをつくりました。

すでに、パッチされた古布を使い、作ったうさぎ。



縫い合わせてある端切れの上に、無造作に型紙を起き、切って、縫う。


柄合わせを考えずにする。これが、意外にかわいいものになる秘訣かも。


綿の入れ方は、友人が作ったサンプルより、柔らかく。

自分の手で、こんな感じが気持ちいいと、好きなにぎにぎ感を探す。


綿を詰めながら、不思議と、こちらが前、こっちが後ろと思うだけで、うさぎがだんだんそのようにふくらんでくるから不思議。


出来上がってみると、ちゃんと前と後ろが決まっているのです。


これは、気持ちが入って行くと言うのだろうか?



顔のパーツはなし。

しっぽだけつけてみる。

シュタイナー教育では、最初に赤ちゃんに与えるお人形には、顔がありません。



それは、お人形の顔はこどもの心にあるから、と言われています。

泣いている時、笑っている時、怒っている時、顔が最初からなければ、自分の感じ方一つでどうにでもなるのです。


ちいさな子どもたちは、自分で、泣いている顔、喜んでいる顔をそっと心の中で想像するのです。それで十分なのです。



最近、初孫が生まれました。この子にあげようかな、と思いつつ、初めて作ったうさこには

なにか愛着があり、やっぱりあげるのやめようかな、と思ったりもしています。笑。


でも、もういくつか作ったら、まだ見ぬ初孫にプレゼントしようとおもいます。



手縫いのうさぎ、しばらく眺めます。




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