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執筆者の写真Naoko Moller

平安な暮らしへの願いを込めて 花ふきん

今日仕上げたのは、この伝統模様、菱青海波(ひしせいがは)。



青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平和な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄。


青海波





菱(ひし)は水草の一種で、葉と実に形が似ていることから名付けられた。ヒシの実は、栄養価も高く、薬効もあることから、古来より重用されていました。


さしこの文様は奥が深いですね。


青海波の発祥は古代ペルシャとされています。

シルクロードを経て日本に伝わったのは飛鳥時代、平安時代に書かれた源氏物語の中に『青海波』という雅楽を舞う若き光源氏の姿が描かれています。

この神楽を舞う舞人の衣装の柄が青海波で、青海波の名はこの神楽に由来すると言われています。


裏 ちょっと糸の始末も上手二なった気がします。

カリフォルニアの一連の山火事が収まり、みんなに、平穏な日常がもどりますように。


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