top of page
執筆者の写真Naoko Moller

命をいただく

四国の旅のハイライトは何と言っても、「生きている」ものを頂いたことです。

場所は、岡山県の小さな島、真鍋島。

前日の大嵐の余波が残る瀬戸内とは思えない荒波を水上タクシーで行くこと20分。

たどり着いたのは人口192人の小さな島。(数年前は290人って言ってたのに)



友人のご両親の漁師料理のお店、「漁火」を尋ねました。


そして、いよいよ食事の時間。

ワクワク、どきどき。


でてきたものは、

くねくねと動くタコの足。

ピンピン跳ねるエビ。

呼吸をしている鯛。


話には聞いていましたが、実際目の前に出されると、さすがの私も多少ひるみましたが、

ここでひるんでは女がすたる!

じっと私の手元を見つめるジェイの視線を感じながら、


まずタコの足をパクリ。

吸盤が舌にくっつかないように、ひたすら元気にかみました。


次はエビ。泳いでいるエビは透明でした。

つぶらなお目目が可愛い、なんて言っている場合ではなく、首のと胴体の境目を一気に折りました。

新鮮なせいか、なかなか殻がむけません。


あまりいじくりまわしているほうがかわいそうと、思い切り、手早く剥きます。


そして、大きな鯛の活け造り。

ジェイ曰く、”It's breathing!" 息してる!


食べながら、なん鯛くんと視線を合わせないように、してみたり。




なまこ。これは小ぶりで、今まで食べたことのあるなまことは別物でした。コリコリといよりもイカのような食感で美味。酢醤油で美味しくいただきました。



どんどん、でてくる。。。


焼き魚、エビ焼き、フライ、煮魚、南蛮漬け、カニ…。


最後は、鯛のアラのお味噌汁。


なんという贅沢さ。


これ以上新鮮なものはないと言う新鮮さ 。





美味しくいただきましたが、美味しいというよりも、美味しさを上回るものがありました。


「命をいただきます。感謝していただきます。」

という方が味よりも先きたような。味を上回る気がしました。




命あるものを感謝していただく、このような獲りたてのものを出してくださった

ご両親に感謝。そんな気持ちでした。



次の日の朝の、特別なお米を海洋深層水で炊き上げた、ご飯で結んだおむすびは絶品でした。


心残りひとつ。


焼き魚の残りにお湯をかけて、お醤油垂らして、おむすびといただきたかったなあ。。。




島の散歩、猫たちとの交流(猫がたくさんいました)。

友人夫妻のおもてなし。特別なコーヒーと美味しいホームメイドのチョコレートケーキ 。


何から、何まで、美味しく、楽しく、

貴重な経験でした♪


二人とも結構気に入ってた、綿入れ半纏♪

ありがとうございました。


連れて行ってくれた友にも感謝!








閲覧数:79回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ソフリット糀

死の選択

Comentários


bottom of page