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ボロと出会う

  • 執筆者の写真: Naoko Moller
    Naoko Moller
  • 2020年2月27日
  • 読了時間: 2分

ボロとは、ぼろ【襤=褸】その意味は、①使い古しの布。ぼろきれのこと。②の意味としては 着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。とある。


友人宅にあるボロのハギレのカゴ。私にはこれはお宝に見えます。

ひょんなことから一昨年、このぼろ、Boroが縁で知り合った人たちがいます。

今では、仲良しになり、一緒に旅したり、料理の会を手伝ってもらったり、ボロについて教えてもらったり、一緒に針仕事をしたり、もうこのBoroの友人たち抜きの人生は考えられない私です。


彼女たちは長年ハワイ島ヒロ市に住む人たちで、三人で藍布舎、Indigo Market Hawaiiという会社を作って、活動しています。



扱うものは、ぼろ。(笑)

正確には、古い布を使い、新しく洋服や小物に仕立て売っているのです。

主に日本からは綿や麻の古い着物を仕入れ、ほどいて、洗って、服などを作ります。

そのハギレがカゴの中にあるのです。



これは綿のモンペ型パンツにボロのハギレを縫い付けているところです。

昔は、着古し、穴の空いているようなモンペなどに当て布し、上から、または裏から針で刺して補強していたもの、と同じ考えです。


刺し子の本来の姿です。

修繕する、繕うということですね。



新しい晒しで花ふきんも楽しいですが、なんの縛りもない、ボロで繕うのはもっと楽しいのです。

ハギレを縫い付け、それをはいて、洗って、を繰り返すと、パッチしたところが不思議と他の部分と一体化して行きます。


これを、布を育てる、と言うそうです。


エンドレスな楽しみです。ずっと、ずっと育てていけるのですから。



藍布舎アトリエがある古いお寺

好きなことを、好きな人たちと、楽しみながらできるって素晴らしい。

そう言う人たちと出会えたことは幸せです。


ハワイ島へ行く機会があったら、ぜひ、アトリエに立ち寄ってみてください。

作品を見るだけではなく、暖かくもてなしてくれることでしょう。





人と人との出会いはどこにあるかわかりません。 これからも、きっとたくさんの出会いがあると願って、

今日も感謝して、針を持ちます。


2021年1月16、17、18、19日 

藍布舎とOne Plate Zenが一緒に ハワイ島で3泊4日のワークショップを企画しています。

    

衣食住を考えるワークショップ 

    「暮らしぶりから生まれるもの」

どうぞお楽しみに! 今からカレンダーに記しておいて下さいね。


 


 
 
 

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