意外にできない日常生活における発想の転換。
ずっと憧れていた、バターベルをリサイクルショップで見つけ、ワクワクしたのもつかの間、それが私には「使えないもの」だった、と気がつき、そこから見出した結果、とても良いバター入れを思いつきました。
バターベル。
ヨーロッパでまだ冷蔵庫が普及していないころ、使われていたもので、バターの入れ物に水を張り、酸素を遮断し、菌の発生を防ぎ、バターの酸化を防ぐ目的で使われていたものです。
ヨーロッパの人たちは、バターを冷蔵庫に入れる習慣がありません。常温に置くことにより、柔らかく、パンなどに塗り安くしているのでしょうか。バター好きな私にはつけすぎる、とても危険な状態です。
バターベル、ベル状のところにバターを押し込んで、水を張った容器に逆さまに入れるわけですが、使おうとベルを持ち上げてみたら、見事にバターが落ちで、水没してました。
ということで、失敗。きちんとバターを押し込こまれていなく、空気が入っていたのか表面が温かく溶けて落ちたのか、わかりませんが。そして、冷蔵庫にいれたら、また水没。今度は、硬くなりすぎて落ちてしまったようです。
周りに水が飛び散るし、まあ、とにかく、使い勝手はよくありませんでした。
ここで、バター入れに心が動き、長年愛用していた、アンティークのガラスのバター入れを再検討。考えてみたら、これまた意外に持ちにくくい。不安定なのです。ガバッと上から全部持ち上げないといけないですから。
これはなんとかしたいと思いきや、ここでまた良いアイディアが浮かびます。
イギリスで買った、はちみつ入れ(ジャムいれの大きなもの)。一時、梅干しをいれていましたが、スプーンを刺しておく穴から空気がはいり、梅干し乾燥してしまって失敗。
ここに少し柔らかくしたバターを入れてみました。アメリカのバター2本。(240g)軽く入りました。
見た目も安定感もあり、スッキリ。
バターの形に合わせた入れ物でなくてもいいのだ! と気が付いて、スッキリ。
お気に入りの容器に入り、私もバターの幸せです。
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